以前、ヤフーニュースの記事で、「ピロリ菌感染、高率で胃がんに」というものがありました。
細菌の一種の「ヘリコバクター・ピロリ」に感染すると、胃がんになる率が5~10倍高まることが、厚労省研究班の大規模な追跡調査で分かった。ただ、海外の研究では、除菌しても胃がんにかかる率を減らせなかったとの結果が出ており、研究班は「予防には、禁煙や食事の減塩、胃がん検診の受診などを勧める」としている。(毎日新聞)
WHOによって確実な発癌因子とされているピロリ菌ですが、やっと日本でのスタディーでも結果が出たようですね。これで、ピロリ菌の除菌が単独で(=胃十二指腸潰瘍の病名なしで)保険で認められるようになる日も近いかもしれません。
(参照)ピロリ菌とは
医療が高度になればなるほど、予防医学の重要性は増していきます。
今回のピロリ菌の除菌もしかりです。
ひょっとして、いつか遠い将来には、病気の予防(ピロリ除菌、禁煙、胃カメラや大腸カメラを含む定期健診、予防接種など)をしなかったら、病気になっても健康保険がきかなくなる(=自己責任とみなされる)ようなシビアな時代が来るかもしれません・・・・なんてのは杞憂でしょうか?