経鼻内視鏡.jP
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胃癌の予防法とは?

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2011/12/25

ヒトの体にできる「癌(がん)」の代表である胃癌は年間約10万人が罹患しているとされています。

胃癌は正常な粘膜の細胞が悪性化してできるのですが、癌化のメカニズムは、まだ完全にわかっていません。
概ねは、胃粘膜の抵抗力や免疫力が弱っている時に体内に入った発癌物質によって序々に癌化すると言われています。
(参照)実際の胃癌

近年の日本では胃内視鏡(胃カメラ)の技術革新による「早期発見」や「早期治療」が行われている結果、生存率が向上してきました。

・・・でも、可能なら胃癌になること自体をなくしたいものですね。
そこで、今回は胃癌を予防するためにできることは何なのかを考えました。

胃癌の発生に関係する要因としては・・・

・高濃度の塩分摂取が胃の粘膜を壊して発癌を助長すると考えられています。
冷蔵庫の普及以前の日本人の胃癌の罹患率の高さの原因は「塩漬け保存」にあるとさえ言われています。
・喫煙者は非喫煙者に比べて2~3倍の胃癌になるリスクがあると報告されています。
喫煙がなぜ胃の病気に関係するのか、よく理解できませんが、実際にそうなのです。
・緑黄色野菜や果物、緑茶の成分中のビタミンCやカロチノイドは抗酸化作用があり、発癌抑制効果があります。
カロチノイドとは人参、トマト、ほうれん草、柑橘系フルーツなどに含まれる色素の成分の総称です。
・胃に住むピロリ菌は、癌化した胃の細胞の増殖させるとの報告があります。
(参照)ピロリ菌とは

要約すると、胃癌の予防のために現段階でできることは、
「新鮮な野菜や果物をしっかりとり、塩分の摂取を控え、禁煙に努め、ピロリ菌は除菌しておく」
ということです。