経鼻内視鏡.jP
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当院医療事務員による【医療機関の待ち時間が長い理由】

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2012/07/24

今回は皆様が一度は不満に思ったことがある【医療機関の待ち時間が長い理由】についての当院の場合のお話しで、受付事務員による記事です。

(以下始まり)

病院に受診した際に疑問に思うのが【待ち時間の長さ】・・・なぜ医療機関は待ち時間が長いのでしょうか?
まず最初に、当院の標榜科は【胃腸科・肛門科・内科・アレルギー科・皮膚科】となっております。標榜科は沢山ありますが、基本的には院長一人で診察をしております。そのメリットとしては、「一回の診察で、いくつかの診療科を同時に受けることができる」というものがあります。しかし、デメリットとしては、「状況によって待ち時間が長くなってしまうこともある」というものです。最高水準の内視鏡検査と日帰り手術を求めて患者様が全国から多数いらっしゃる他、近隣のお住まいの方のかかりつけ医療も行っている現状が根本的な要素としてあります。

時々受付で患者様がお聞きになること・・・「今、受付をすると待ち時間はどれくらいですか?」
例えば、患者様が受付開始とともに受付をし、仮に20番目の順番であったとします。一人3分の診察時間だとすると、単純計算でありますが待ち時間は1時間ということになります。ところが、受診する患者様はそれぞれ診察の内容が異なり、定期的な診察で特に症状変わりない再診の方もいらっしゃる一方で、初診の肛門科で手術の相談をされたい方もいらっしゃいます。

20番目の受付で、前に診察を待っていらっしゃる方達が【定期的な診察で特に症状変わりのない方】達ばかりだとします。そうであれば待ち時間は例え20番目の受付であっても30分くらいになるのかもしれません。ところが、前に並んでいる患者様が「初診で肛門科で手術の相談をされたい方」ばかりだとしましょう。そうすると診察時にお着替えをしていただいたり、診察中に【デジタル肛門鏡】という器具を使い、おしりの粘膜の状態や痔の状態などを確認することもあります。このデジタル肛門鏡のある診察室は一つしかなく、順番で案内するようになってしまいます。お着替えから含めて考えますと、とても一人10分以内の診察ではなくなります。
なので、受付の際に待ち時間についての質問をよく頂きますが、目安でお伝えするとどうしても誤差が生じる理由は、診察の内容が患者様によって異なるという背景があるからなんですね。

また、別の要因「検査(レントゲンなど)の待ち時間」もあります
例えば単純レントゲンについて言うと、検査室は一つしかなく、撮影の際にはお着替えも必要です。レントゲンは当院では医師しか撮影できないので診察や内視鏡の検査の合間でしか撮影ができません。そこで、できるだけ患者様をお待たせしないように、レントゲンの撮影の際には必ず院長は診察室の方から走ってきて、撮影をしているのです。

「受付をしてからなかなか声がかからない」
「自分より後に受付され人の方が先に診察室へ呼ばれてしまった」
そのような不満に思ったことがある患者様は、もしかしたら診察の前に必要な検査での順番が回って来ず、後の受付の人が先に呼ばれてしまったのかもしれないですね。もしくは、後から来た患者様は予約を取ってあったのかもしれません。

どういう背景や理由があるにせよ、お待たせをしてしまった場合は大変申し訳ございません。
当院のバックヤード(診察室の裏)では常に職員が走って業務している状態です。なぜそんなに走るのか?
それは、少しでも早く診察をご案内できるように、患者様の待ち時間が少なくなるように、歩いている時間がもったいない!!ということで、当院の職員は院長含め、今日も移動は全て走って業務を行っています!!
少しでも患者様をお待たせすることのないように努めて参ります!!

(以上、終了)