経鼻内視鏡.jP
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なんで食べ過ぎるとお腹が痛くなるの?

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2024/08/01

こんにちは、横浜市胃腸科のららぽーと横浜クリニックです。

みなさん、食べることは好きですか?美味しい物ってたくさん食べたくなってしまいますし、ついつい食べ過ぎてしまって「お腹が痛い……!」なんて経験をされた方も、少なくないのではないでしょうか。私にとっては、よくある話です!

昔から「食べ過ぎるとお腹を壊す」とも言われますが、なぜ「食べ過ぎ=腹痛」なのでしょうか?
今回は食べ過ぎるとお腹が痛くなる理由を簡単にお話ししたいと思います。

 

食べ過ぎた時に痛みが出る原因

一口に「腹痛」と言っても様々ですが、もしも勢い余って食べ過ぎてしまうと、以下のようなことが起きる可能性があります。

消化不良

にんにくや唐辛子などの刺激の強い食品や、脂肪の多い食品の食べ過ぎ、適量を超えたアルコールや炭酸飲料などによって、胃酸の分泌が乱れ、消化酵素を分泌する膵臓(すいぞう)の働きも低下して消化不良が起こりやすくなります。

こうした消化不良によって胃に沢山の食べ物が残ってしまうと、みぞおち周辺の痛み吐き気といった症状が現れます。

・胃液による刺激

食べ物を消化する役割を持つ胃液は、強い酸性で刺激も強いです。食べ過ぎてしまうと、胃に入ってきた大量の食べ物を消化しようと胃液が大量分泌されて、粘膜が傷つき、胃がきりきりと痛むことがあります。

・胃腸が弱っている

体調不良などによって胃腸が弱っているときに食べ過ぎると、ただでさえ胃が過剰に労働してしまい、腹痛下痢といった症状が現れます。
また、健康な人でも食事を摂ることにより胃や腸が刺激され、排便が促されることが多々あります。体が排便を伝えるサインとして腹痛が起きるのです。

対策方法

食べ過ぎてお腹が痛くなってしまうのを防ぐにはどうしたら良いのか……?

それは勿論、「食べ過ぎないこと」です。まあ、当たり前過ぎですよね!

人が生きるために食べることは、大切ですが、何事もほどほどに……が大切ということです。

食べ過ぎを防ぐための一つの考え方として、根本的に「食べ過ぎは胃腸に負担が掛かり、体力回復に繋がらない」ということを知っておいてください。食事は、ストレス解消や栄養補給の意味ではとても大切な営みですが、度を超えると体調不良にまで繋がってしまいますよ。

 

最後に

お腹が痛くなっては、せっかくの食事も残念な気分になってしまいますよね。

腹痛下痢便秘などはよく感じやすい症状ではあるものの、1週間以上症状が続くなど、長い期間症状が続くようであれば、早めに病院を受診し、必要に応じて胃や大腸内視鏡検査を受けるようにしましょう。

皆さんも食べ過ぎには十分注意して、和洋中に四季折々の旬の物……たくさんの美味しい食べ物を楽しみましょう!